日本にある歯医者はコンビニエンスストアの約1.3倍になるとご存知でしょうか。
街のあちこちで見かける病院ですが、歯医者はその数が本当に多いのです。
虫歯は自然治癒することはありませんし、放置して悪化してしまうと最終的には死んでしまうこともある怖いものです。
歯科は歯の矯正、虫歯や歯周病の治療、かみ合わせや口内炎など口の中の問題を解決してくれるなくてはならない病院ですが、かかりつけになる歯科をどうやって決めるのが良いのでしょうか。
自宅や職場に近いから、とか、日曜日にも診察をしているから、といった条件で選んだ歯科では、いつまで経っても通院が必要だったりすぐに抜歯を勧められるなどの悩みを抱えながらもずるずると通ってしまうことになりかねません。
では「腕の良い歯医者」とはどんな見分け方をすれば良いのでしょうか。
良い歯医者かどうかを見分ける一番大事な点とは
皆さんが通っている歯科の最初の診察時間は長かったでしょうか、短かったでしょうか。
これが良い歯医者かどうかを見分ける基準の一番大事な点であると現職の歯科医対象のアンケートで言われていることです。
歯の痛みが改善しなかったり治療が長引いたりする原因は二つ考えられ、それは診断を間違えているか、それとも治療を間違えているか、でしょう。
初回で患者の話をしっかりと聞き、どういった症状なのか、痛みや不快感は常にあるのかなどを会話で探っていく必要があります。
虫歯などはパッと見ただけでわからないことも多いですし、歯痛は食いしばりや副鼻腔炎など他の病気が原因の場合もあります。
歯はどこも悪くないのに削られることがあっては大変ですから、最初にしっかりと患者の話を聞くことで無駄な治療を省くことが出来るのです。
最初の診察時間が短く、とにかく削りましょうと言う歯科医は信用してはいけません。
歯科衛生士による口内の掃除があるかどうか
そして、治療の前に歯科衛生士による口内の掃除があるかどうか、も大切な基準です。
歯科衛生士とは虫歯や歯周病の予防などを指導する専門職で、歯科医による診察や治療の前に患者の口の中を綺麗に掃除してくれます。
口の中は常に細菌で一杯の場所です。
綺麗にした上で治療を始めないと、汚れを巻き込んだ状態で詰め物をしてしまうことにもなり、治療の結果は当然よくなりません。
歯科によっては医師2名に対して歯科衛生士が6人常在しているという病院もあるそうです。
歯科衛生士による口の中の掃除は歯医者による治療と同じくらいに大切なことだと理解しておきましょう。
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最終更新日 2025年5月20日 by aequorea