社長によくある悩みとその解決方法について岡野保次郎氏が語る

社員は経営者の気持ちを理解できない

会社を経営している岡野保次郎のような社長は、はたから見ればうまくいっているように見えるかもしれませんが、実は様々な悩みを抱えているものです。

経営者は非常に孤独であり、社長の悩みを理解できるのは、同じ境遇にいる経営者しかいません。

なぜこのようなことがいえるのかというと、そもそもの目標や価値観が異なるからです。

経営者は自分の人生をかけて設立した会社ですが、その会社で働いている従業員にとっては、ただのお給料がもらえる職場であるだけです。

そのため良い大学で勉学に励んで大手の企業に入社して、安定した給料がもらえるようにと人は努力するといえます。

しかし社長の場合には、その会社の業績を伸ばしていかなければならないという使命があるため、そもそも従業員が経営者の考え方や気持ちを理解することは不可能です。

そのため経営者は会社では孤独になりがちとなり、同じ悩みを持っている同じ境遇の経営者にしか、その悩みは理解してもらえないといえます。

 

資金の運用

経営者が抱く悩みの一つに資金繰りが挙げられます。

期日までに支払いを終えなくてはならないのに手元には現金がない、今月末までに銀行に支払いをしなければならないのに返済が間に合わないなどというように、資金繰りに悩んでいる経営者は非常に多いものです。

しかし現実的に顧客からの支払いが遅れていれば、手元に現金がないのでどうする事も出来ません。

しかし何としてでも現金を用意しなければ会社が倒産してしまいます。

会社が倒産すれば、自己破産しなければならなくなってしまうでしょう。

一刻も早く金融機関に融資を申し込んだり、1日でも早く支払い先に入金が遅れるという旨を連絡する以外方法はありません。

近年では売掛金を担保に融資をしてもらえるファクタリングシステムが注目を集めています。

危ない融資制度だと思う人もいるかもしれませんが、決して怪しいものではなく、安心して利用することができる手段の一つです。

担保や保証人などが一切不要であることも、うれしい条件の一つと言えるでしょう。

現在資金繰りで悩んでいるのであれば、早めの対策は必須なので、まずは自分の会社でファクタリングを利用できるのかどうかを確認することから始めましょう。

 

会社の業績

二つ目の悩みとしては、業績不振が挙げられます。

思うように業績が伸びない、同業者に奪われてしまい売り上げが減ってしまったなどのように、業績がなかなか伸びずに悩んでいたり、同業者との価格競争に敗れてしまったり、はたまた従業員やミスをしてしまい顧客に契約を打ち切られてしまったりと、様々な理由によって業績不振に悩んでいる会社は多いものです。

当然のことながら業績が上がらなければ、お金が入ってくることはなく、会社の運営を継続することができなくなってしまいます。

この時の一番の解決方法としては、新たなる媒体を生み出したうえで、経営改革に乗り出す必要があるでしょう。

 

会社に必要な人材育成

悩みの三つ目としては、従業員の育成についてです。

中には会社の業績が伸びないことを、従業員のせいにしている人もいるかもしれません。

確かに業績が上がらないのは従業員に理由があるのかもしれませんが、従業員ができないことは会社の責任でもあり、それは社長の責任でもあります。

しっかりと従業員に対し教育を行い、同じ目標に向かい走ることができなければ、業績を上げることはできないでしょう。

従業員の中には、たとえ社長の危険だと反抗する人もたくさんいることでしょう。

また実際には何も言ってこないけれども、心の中では対抗している人もいるはずです。

従業員が一度に辞めてしまえば、会社の倒産につながるため、従業員の存在は非常に大きなものであることがわかります。

このように社長が悩むものとして、資金繰りと業績不振、従業員の育成があげられましたが、これらは会社を経営していくうえでは、大きくかかわりを持つ者同士です。

従業員が使えないので業績が伸びずに資金が入ってこない、もしくは従業員が優秀なので業績が上がって資金が入ってくるというように、これらが関係していることがわかります。

もしも資金繰りに悩むのであれば、まずは業績をあげる、そして業績に悩んだのであれば従業員を見直すことが一番の解決方法と言えます。

仕事ができる従業員がいさえすれば、企業はお金に悩むことはなくなります。

経営者はいかに従業員を仕事ができる人材に育て上げるかどうかが重要です。

 

会社運営に必要なこと

会社に資金がないことは業績が悪いせいでもあり、業績が悪いことは従業員の仕事はできないからといえます。

その反対として、従業員が優秀であれば業績は伸び、業績が伸びれば資金が入ってます。

そのお金を再び従業員のために使えるということです。

このようにこれらの三つに悩んでいるのであれば、すべてがうまくいって、負のスパイラルからよみがえることができるということです。

設備投資のために融資をおこなうことも確かに重要なことではあります。

しかし従業員の報酬や福利厚生のために融資を受けることも、考え方としては決して間違ってはいません。

これらをできる範囲でやっていくことによって、悩みも解決に導かれるでしょう。

最終更新日 2025年5月20日 by aequorea