脚の正しいマッサージ方法

◯脚のマッサージのポイント

脚痩せをはじめとした部分痩せは難しいのですが、マッサージを行えば部分的な痩身効果が期待できます。
自分の手を使ってゆっくりと揉みほぐすことでリラックス効果も得られますので、精神的な面のケアにも活用できます。

脚をマッサージする際には、心臓からもっとも遠い足の裏を最初にほぐしておきます。
足の裏にはたくさんのツボがありますので、痛すぎない程度の圧力をかけて揉むとツボを刺激できます。

足の指を曲げると凹むところがありますが、ここは湧泉といって身体のむくみを取り除きたい時に効果的です。
足の指までまんべんなくほぐせたら、足首からひざに向かってさすり上げます。
指だけで行うと余分な水分や老廃物を押し流す作用が弱くなりますので、手の平を使ってさすり上げるのがポイントです。

この時、ふくらはぎ部分の凝りが酷いと感じたら開いていた手の平をグーにして関節の部分を上手く活用しながらほぐします。
ひざの裏側の真ん中辺りには委中といってふくらはぎの老廃物を排出させるツボがありますので、ふくらはぎに痛みが出るほどのむくみに見舞われたら数回押しておくと楽になります。

ツボを押す時には指を使ってピンポイントに圧力をかけるようにします。
手の平、グーにして拳、指の3つを上手く使い分けながら凝りをほぐすことで、滞っていた部分の流れが良くなって余分な水分や老廃物もスムーズに排出できます。

◯基本は下から上に揉みほぐしていく

マッサージの基本は下から上へと行うことであり、凝り固まった筋肉や脂肪を解きほぐすことが血液やリンパの流れを改善することにつながって脚やせが行えます。

元々血液やリンパ液は上から下へと流れやすいので、停滞が起こりやすい下から上への流れをサポートする気持ちで行うことが大切です。
座りっぱなしの仕事をしている人などは、適度な刺激を与えないと停滞したままになってしまい、慢性的なむくみに悩まされます。

ふくらはぎ部分のマッサージが終わったら、ひざの裏側部分に圧力を加えてリンパの流れを整えます。
ここまで行ってはじめてひざ下部分が完了し、次にひざ上部分を行っていきます。

ひざ上部分も同様に下から上へとさすり上げます。
ふくらはぎよりも太さがありますので少し体力が要りますが、力が入りにくいので、強めに行う気持ちでさすり上げます。
脚の付け根部分まできたら最後にリンパの流れを整えて脚全体の揉みほぐしが完了します。

むくみが酷い時には、ひざ上よりもふくらはぎの方がだるく感じますが、これは心臓からより遠いことが影響しています。
揉みほぐす時には心臓から遠い部分をより丁寧に行うことで血流やリンパ液の流れが良くなります。

◯雑巾を絞るようにマッサージするとセルライトを撃退できる

太もも部分を上手く揉みほぐせない場合の裏ワザとして、雑巾を絞るようにさするのが効果的です。
左手と右手を逆の方向に動かすことでちょうど雑巾を絞るようにさすることができ、圧力をかけにくい太もも部分にも適度な圧力が加えられます。

この時、余分な贅肉を絞り出すような気持ちで行うと、溜め込まれたセルライトを上手く撃退できます。
太ももにはセルライトが蓄積されやすいのですが、セルライト状になると冷えが酷くなって更にセルライトが溜め込まれるという悪循環に見舞われます。
それを解消するには揉みほぐす必要があり、揉みほぐす時にはこの雑巾しぼりを行うようなマッサージが非常に効果的です。

脚を揉みほぐすというと、ふくらはぎから太もも部分を丁寧に行って終わりにしてしまう人が多いのですが、脚の付け根部分を手の平や指の腹を使って解しておかないと最後の流れを整えることができずに再び停滞してしまいます。
特にリンパの流れには脚の付け根部分が非常に重要であり、脚全体を刺激するだけでなく付け根部分を揉みほぐすことも忘れてはいけません。

◯お風呂上がりのマッサージが効果的

ひざの裏にもリンパ節があって、リンパ節を必ず刺激することで揉みほぐしの効果が高まります。
マッサージを行うタイミングは体が温まっている時が良いので、お風呂上がりが最適です。

お風呂上がりには血流が改善されていますので、少し揉みほぐすだけで流れが一気に整います。
お風呂上がりは熱いお湯に浸かった後ですので皮膚が急激に乾燥することも多いので、気になる場合には保湿系のローションやクリームを塗ってから行うのがお勧めです。

乾燥していると手と脚との摩擦が大きくなって皮膚が赤くなったりヒリヒリすることもあります。
せっかくむくみが解消されても肌トラブルに見舞われてしまったら意味がありませんので、肌コンディションを整える事も忘れてはいけません。

むくみが酷い人は思いついた時に時々行うだけでなく、毎日コンスタントに行うことが大切です。
その日のむくみはその日のうちに解消することが重要であり、毎日ケアを行うことでスッキリとした脚をキープしやすくなります。
一度良い循環が生まれてしまえば、その後はお手入れも楽になってむくみにくい脚へと生まれ変わりますので、それまでは手をかけるようにします。

 

旭川マッサージ

最終更新日 2025年5月20日 by aequorea