雛人形の基礎知識を学びたい

「雛人形の歴史が知りたい」
「雛人形っていつぐらいに購入すればいいの?」
「雛人形の値段相場が知りたい」

日本は世界でも有数の歴史の古い国として知られており、2600年以上の歴史があると言われています。
しかもこれは有史以来と言うことでかなり古いだけでなく世界一古いと言われているほどです。
その中で様々な伝統的な行事等が行われてきましたが、すぐになくなったものもたくさん存在しています。
しかし、数百年前からある伝統的な歴史の中でも現在にもなお伝わっているものがあることを知っている人は少なくないでしょう。
そのうちの1つが雛人形と呼ばれるものを飾る桃の節句になります。
雛人形は美しいことで知られており、女の子のいる家ならば誰でも購入していると言っても良い位です。
ただ身近なものである一方で、一体いつの時代に始まったものなのか知る人はあまりいません。

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雛人形の歴史

この歴史をひもといていくと、もともとは江戸時代より前からあったと言われていますが、人形を流して邪気を払うことが習慣化されていたと言われています。
人形といっても現在のような立派なものではなく、もう少し簡易的なもので1をかたどったものであれば良いと言うわけです。
このように邪気を払うと言う事はそれだけ多くの子供が小さいうちに健康外史なくなっていたことを意味するでしょう。
つまり、まだ1桁の年齢の段階で命を落としていた子供が多かったわけです。
多くの場合病気などで命を落としたわけですが、現在のような医療があったわけではなく仕方がないことといえます。
大抵の場合5歳以上まで育つことができれば、大抵大人まで成長することができると言われていたわけです。
逆に言えば、5歳までの間でなくなる子供が多く、特に生まれて1年以内になくなる子供が多かった時代です。
そんな中で、ひな祭りを行っている週間はあったわけではなく、江戸時代になりそのような習慣が少しずつ出てきたと言われています。
江戸時代になると、飾り物として雛人形が用いられ、それ専用の職人も育ちました。
埼玉県のへ岩槻市あたりはそのような人形が多くあり現在でも雛人形の店が並んでいるのが特徴です。

雛人形を購入する時期と飾る時期

お祝いをするタイミングはいろいろですが、主に3月3日にお祝いをするのが基本となるでしょう。
ただ、ひな人形を飾るのは3月3日ではなく1ヵ月ぐらいまでから出しているケースが多いです。
つまり雛人形を購入するならば、3月になって急いで購入するのではなく1月の終わりぐらいには既に注文を済ませておき、2月の中旬ぐらいまでに受け取るのが良いかもしれません。
これにより、遅れることなく人形をしまえば、無事に結婚ができるとも言われています。
これは噂に過ぎませんが、人形を3月3日まで飾ることとし、それ以上飾り続けると結婚が遅れると言われているわけです。
どのような由来かは明確ではないものの、もしこれから飾る場合には、3日が終わった時点ですぐに片付けた方が良いかもしれません。

雛人形はどれぐらいの金額のものを購入したら良い?

もし購入する場合には、どれぐらいの金額のものを購入したら良いのでしょうか。
よく写真等で写っている5段飾りのものなどもありますが、100,000円あるいは200,000円のお金で買えるものではありません。
段飾りのものは決まって多くの人形が飾られます。
少なくとも20台位の人形が飾られますが、もし200,000円だとすると少なくとも1つの人形に対して10,000円程度のお金しかかかっていないことになります。
人形を作ると言う事はそれなりに時間がかかるだけでなく、かなりの手間がかかります。
最近は、機械で1部作っているものもありますが、そのようなものであっても全体で300,000円位のお金はかかると考えて良いかもしれません。
昔の大きな家などであれば、5段飾りのものはあったかもしれませんが、最近の住宅であればそこまで大きなものを飾るスペースもないだけでなく、もう少し簡略化されたものが販売されています。
ガラスケースに入ったもので、お姫様とお内裏様が一体ずついるものになります。
価格もピンからキリまでありますが、安いものであれば20,000円位から購入できるかもしれません。
一方で、平均的には50,000円から80,000円位と考えた方が良いです。
それぐらいの金額になれば、かなりしっかりとした作りになります。
これは見る人が見ればわかりますが、安いものと高いものではやはりその質なども大きく異なってくるわけです。

まとめ

このように考えると、可能な限り高いものを購入した方が良いと言うことになりますが、それでもやはりどのあたりで満足するかはその家の家計によって変えていかなければいけません。
生活が苦しいようならば、無理して高いものを購入する必要はありません。
逆に、何年も飾ることになるため、しっかりとした金額のものを購入したいならば、100,000円前後のものが良いかもしれないです。
少なくとも、女の子がいるならば20年ぐらいは利用することになりますので、その点を踏まえながら購入するのが良いといえます。

最終更新日 2025年5月20日 by aequorea